夢のプロスポーツチームオーナーに!
地域活性化の新たな形

3人制バスケのプロチームで、あなたの夢を実現し、まちを盛り上げよう!

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個人・法人問わず、年間500万程度の予算で参加可能。バスケ経験不問。選手はリーグ所属選手と交渉で獲得!自治体実績多数!地域の方々と一緒に熱狂できるチームづくりが可能!

チームオーナーになると
こんな特権が得られます。

  • 公式大会および年間順位賞金の獲得
  • プレミアチームを編成する権利
  • チーム命名権
  • チームロゴ・エンブレム制作権利
  • チームスポンサー権利の販売
  • チームプロパティの商品化権
  • 翌シーズンに優先的に参加できる権利
  • オーナー評価報酬制度による選手の評価報酬決定権(報酬原資はリーグ負担)
  • ホスティングパートナー/大会誘致の優先権(費用は別途)

こんなお悩みはありませんか?

  • スポーツチームのオーナーになりたいが、資金的にも条件的にも厳しい
  • チーム経営をしてみたいが、選手とのつながりがない
  • 自分のチームをもって世界に挑戦してみたいが、時間がかかりそう
  • 会社経営者ではないけど、チームをもってみたい
  • 住民が一体となって盛り上がるような仕組みをつくりたい
  • 自分が住んでいるまちに誇りをもってほしい
  • お祭りのようなもので、通年盛り上げをしたい
  • 若い人たちに生まれ育ったまちに戻ってきてほしい

3x3.EXE PREMIERだからこそできる8つの理由

  • 01

    世界初のプロリーグ

    FIBA承認、JBA公認の世界初のプロリーグで、来年度からの加盟が可能

    世界初のプロリーグ
  • 02

    低予算で参戦可能

    ミニマム年間500万程度の予算で参戦可能

    低予算で参戦可能
  • 03

    個人・法人問わず参加可能

    個人・法人問わずチームオーナーになることができ、選手もリーグ契約選手から獲得できる!

    個人・法人問わず参加可能
  • 04

    世界を目指せる

    グローバルなリーグで、5ヵ国開催のため、「加盟=世界への挑戦」。結果次第で他の世界大会への切符も

    グローバルな挑戦
  • 05

    オリンピック競技種目

    オリンピック競技種目であり、日本代表選手も多数参加

    オリンピック競技種目
  • 06

    地域に貢献できる

    チーム活動で地元の子供たちとの交流や育成を通じて地域に貢献

    オリンピック競技種目
  • 07

    街にヒーローが誕生する

    選手に地域に住んでもらい、住民の身近なヒーローに

    オリンピック競技種目
  • 08

    街の活性化に

    まちの規模に関係なく、世界を目指せる

    オリンピック競技種目

数多くのチームオーナーが誕生しています。

UENOHARA SUNRISE.EXE|人口約2万2千人の小さな町から世界へ。小さな町から陽を昇らせる

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「3x3は、お祭りの延長みたいな規模でやれるんだ。そのようなことを、ぱっと思い出したんです。それで3x3.EXE PREMIERのリーグ事務局に問い合わせさせていただいて、ぜひこの上野原に3x3プロチームを作りたいという思いをお伝えしました。そこから立ち上げたというのが、チーム結成の経緯ですね」

TARUI RAZORBACKS.EXE|オーナーはBリーグのアリーナMC。3x3参戦の意図と目指すものは!?【NEW TEAM INTERVIEW #04】

3x3でも5人制でも、プロバスケットボールの会場に欠かせないもの。それはアリーナMCの存在だ。ビッグプレーが飛び出した際に大いに観客を煽って盛り上げる彼ら、彼女らの存在がなければ、エンタテインメント空間としてのバスケの会場はずいぶんと寂しいものになるだろう。今季に新規参戦するTARUI RAZORBACKS.EXEの南隼人オーナーは、実は現役のスポーツアナウンサーで、プロ野球実況、BリーグのアリーナMC、昨年8月のワールドカップ男子バスケ日本代表戦の実況も務めている。

大学時代にラジオDJを志し、海外留学を経てたどり着いたスポーツとの最初の接点はウインタースポーツ。そこからさまざまに経験を重ね、2012年から横浜DeNAベイスターズのスタジアムDJに抜擢されるのだが、ここがひとつのターニングポイントだった。球団の親会社がTBSからディー・エヌ・エーへと代わり、さまざまな事柄に変革が生まれるタイミングだった。

「プロ野球に新規参入するのは、頻繁にあることではありません。当時のベイスターズの内部はいわゆるスポーツビジネスが勃興したみたいに、破天荒な感じでどんどんチームが変わっていく。その様を僕は、間近で見ていました。チームが旧体制からどんどん変わっていく様子を体感した経験は、自分にとって非常に大きなものでしたね」

オーナーを務める南隼人氏©YDB

横浜DeNAベイスターズへと新生した初年度からスタジアムの声になり、しばらくしてタレント事務所を興して社長になった。

「社長になって、その次はなんだろうなと考えているうちに、自分でスポーツチームの運営をしたいとの思いが浮かび上がってきたんです。それまでもスポーツイベントの制作には携わっていましたが、スポーツチームとの関わりは、いちアナウンサーやMCでしかありませんでした。自分でなにかしらスポーツチームを立ち上げたいと思ったのが、最初のきっかけですね」

その考えが芽生えてからは野球の独立リーグやバレーボール、フットサルなど、さまざまな競技を調べた。そうしていくうちに現在の自社の規模に収まり、なおかつ培ってきたノウハウが使える。そして付き合いのある周囲の企業の理解も得やすいことから、3x3チームの結成へと至った。東京オリンピック以降は3x3人気が高まり、現在ではさまざまなリーグや大会が開かれている。そのなかで、なぜ3x3.EXE PREMIERだったのか。南オーナーの答えは、実に明確だ。

「いちばんは、認知度がもっとも高いことです。それに選手たちのレベルもいちばん高くて、なおかつ選手たちには出場給が出る。そのことで、プロと名乗れるというところは大きな要素ですね。プロということには、こだわりました。ほかのリーグは歴史が浅かったり、リーグの仕組みが分かりにくいと感じるものもありましたから。その点で3x3.EXE PREMIERは運営がしっかりしていることも、大きなポイントでした」

チームのホームタウンに定めたのは、岐阜県南西部の西濃といわれる地域にある垂井町(たるいちょう)。ここは、南オーナーの出身地である。

「人口2万6000人の街で、とくにこれといった産業はありません。本当になにもないからハレーションも起きないし、子供たちもみんなすくすく育っている。1時間もかからないくらいで名古屋まで出られるので不自由がない。たぶん、日本でいちばん幸せな街ではないですかね(笑)」

なにもないがゆえに、町のアイデンティティになるものもない。そんな町のシンボルになるべく、TARUI RAZORBACKS.EXEを立ち上げた。

「なにもないということは、なにかを作れるチャンス。なにもないから、なにかを動かせるチャンスでもあると思っています。僕らはアイコンと呼んでいて、TARUI RAZORBACKS.EXEが町のアイコンになれるように活動してい くという思いが、いちばんにあります」

「垂井曳やままつり」参加の様子©TARUI RAZORBACKS.EXE

TARUI RAZORBACKS.EXEが、町のアイコンになることはもちろん、南オーナーの構想は、そこだけにはとどまらない。

「僕らの会社は、イベント開催も手掛けているんです。そのノウハウを活用して、TARUI RAZORBACKS.EXEは野球教室もやれば、バレーボール教室や柔道教室もやってきました。音楽フェスもやりたいし、おじいちゃんおばあちゃん向けに寄席とかもやりたい。そういったことを実践していくうちに『TARUI RAZORBACKS.EXEさんにお願いすれば、地域が盛り上がるイベントが実現する』というふうにしていきたいですね」

それと並行して、頭のなかにある考えをさらに有機的に広げていくこともビジョンにある。

「チームの第1フェーズとしては、選手のデュアルキャリアは致し方ないと思ってます。だけど将来的にはプロチームとして、選手たちに年俸制みたいな感じで給与を出してあげたくて、3x3だけでご飯が食べられるようにしたい。そのために、2027年から第2フェーズに入りたいと思っているんです。そのタイミングで自分たちでスポーツパークを持ち、自分たちでその箱を運営してイベントを行っていくことを考えています」

垂井町との地域活性化に関する包括連携協定締結式©TARUI RAZORBACKS.EXE

協賛企業のサポートなどを得ながら、組織としての足腰を鍛えていくのが第1フェーズ。ただそれに頼りきりになるのではなく、2027年と定めた第2フェーズからは自立していくことを目指す。そのためのひとつのカギになるのが、南オーナーが構想するスポーツパークなのである。

「基本的には、総合スポーツパークという形ですね。屋内コートがあって、場外にはスケートボードができたり、パルクールができたりする施設がある。うちの会社はビーチスポーツをやっているので、将来的にはビーチコートなんかも作りたい。そこは我々の練習拠点でもあり、町の人たちに気軽に見に来ていただいてチームと触れ合い、応援してもらえる場所にしたいと思っているんです」

チーム名のRAZORBACKSも、垂井町の地域性を反映してつけたものだ。

「僕は留学を経験しているので英語はある程度わかるのですが、レイザーバックスという単語に出会ったものの、言葉の意味を知らなくて。それで調べたら、野生のイノシシと出てきたんですよ。垂井町は普通に、イノシシやシカが出てくるんです。レーザーバックスという言葉の響きも、カッコいいなと思いました。あとエンブレムのなかには山もあって、そのモチーフは伊吹山。伊吹山の伝説には白いイノシシが出てきて、それは伊吹山の神様なんです。町でその伝承を知ってる人は、あんまりいないかもしれませんが(笑)。いずれにしても、垂井町を象徴するものだと思っています」

チームメンバー©TARUI RAZORBACKS.EXE

南オーナーの本業であるアリーナMCは、目の前で起こったことに対して、即時に言葉を紡ぐことがマストとして求められる。それを実行するためのポリシーは、「迷ったらGO!」。この精神は、チームのプレーにも反映される。

「迷ったらGOは、チームにも言っています。迷ったら、自分の力を信じてくださいと。ただし、シュートを打つのなら決めてください。決められないのなら、練習してくださいということなんです。決められない選手は出られないだけで、そこは個人の責任。至ってシンプルですよね。チーム内の序列が実力至上主義かといえば、それはもちろんそうですね。我々はあくまでも、プロスポーツチームですから」

参戦1年目の今季は、ひとつひとつの勝利を求めることがまずは第一の目標。そうしていくのと同時に、こだわりたいことがある。

「6月のRound3と、8月のRound6が名古屋で開催されます。名古屋は樽井町から足を運べる距離ですから、地元の人たちに来ていただいて生で観戦してもらいたいですね。僕らとしても垂井町の人たちの『どこで試合やってるの』という声に対して、『名古屋で試合があるから見に来てね』と答えられますから。ファンクラブ会員になっていただくとTシャツをお渡ししますので、それを着て応援していただきたいです」

初年度のTARUI RAZORBACKS.EXEは、町のアイコンになるためのスタートとして名古屋で開催される2大会に照準を当てている。

「僕らにとってこのふたつの大会は、ホームみたいな空気を作っていきたいと思っています。そこで勝てば『強いじゃん』となりますし、負けてもプレーする姿勢に感銘を受けてもらったり、3x3に興味を持ってもらいたいですね」

TARUI RAZORBACKS.EXEは6月のRound3と8月のRound6を、なにもない町から、なにかを生む一歩にする。そこで刻んだ一歩を、その先へとつなげていく。

(Text by カワサキマサシ)

TEAM information

Team:TARUI RAZORBACKS.EXE
(タルイ レイザーバックス エグゼ)
Category:MEN
Hometown:岐阜県垂井町
Since:2024

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TONO VALKYRIES.EXE|“闘う女子”のサポートとともに、3x3で地域の課題を改善する

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「バスケは小学生までのミニバスはスポーツ少年団みたいなもので、そこまではすごく活発です。だけど伝統的に、中学校以降は部活になってしまう。サッカーや野球はクラブチームがあって、部活以外でも活動できます。バスケも都会の街ならクラブチームがあるかもしれませんが、我々の地元のような地方にはクラブもなければ、バスケスクールもあまりありません。なので我々としては、女性アスリートを取り巻く環境の改善とともに、地方における子どもたちのバスケットを行う環境を整えることにも寄与していきたい。このふたつがガチッと合わさって、3x3.EXE PREMIERに加入させていただいきました」

TONO VALKYRIES.EXE|“闘う女子”のサポートとともに、3x3で地域の課題を改善する【NEW TEAM INTERVIEW #08】

“女性が活躍できる社会”。これは昨今、目立って取り上げられるテーマである。その社会の課題に3x3で切り込んでいくことを主題のひとつにし、岐阜県東部の東濃地区といわれる多治見市をホームに定めてTONO VALKYRIES.EXEは立ち上がった。

「アスリートを取り巻く環境を考えると、女子と男子に格差があるのは否めないと思います。残念ながら3x3.EXE PREMIERにも、そうした一面はあります。私たちは本業で女性が活躍する会社を運営していまして、スポーツの世界における女子選手の扱いも、本業で取り組んできたのと同じような社会問題のひとつだと考えています。そういう現状を少しでも改善できたらというのが、チームを設立するに至った主な思いのひとつですね」

そう語る河村憲良オーナーの本業は、教育・介護・福祉・育児・生活など多岐にわたる事業を展開する企業の創業者。事業で“働く女性”を支えてきた経験と実績を生かし、今度は“闘う女性”をサポートする。

株式会社FiveBoxes代表取締役 河村憲良氏©TONO VALKYRIES.EXE

「“闘う女性”の意味合いとしては、本当に試合で闘うということがひとつ。もうひとつは、かつてヒラリー・クリントンさんが「だれかが、ガラスの天井を破る」と言っていたじゃないですか(キャリアの先が開けているはずなのに、それを阻む“見えない天井”が存在するとのアメリカの比喩表現)。女性アスリートを取り巻く環境にある、“ガラスの天井”をぶち壊すために闘う。選手たちには、そういう人になってもらいたいとの思いがあります」

多角的に経営を行う本業の強みを生かして、“闘う女性”を“働く女性”としても支えていくプランがある。

「チームを設立した考えのなかに、それもありました。我々は介護事業もやっていますが、この事業の先は本当に苦しいんですよ。昨夏に老人ホームを新設して、初月から黒字でした。そんな事業があったら、普通はすぐに次をとなりますよね。だけど、手が出せない。スタッフを募集すると、応募者のボリュームゾーンが60代だったんです。これではとてもじゃないですが、未来が見通せません」

たとえばこういった施設が、TONO VALKYRIES.EXEの選手が働く場所のひとつになれば良いのではないか。河村オーナーは、そう考えている。

「いわゆるデュアルキャリアで選手をやりながら、介護施設で働く。プレーヤーでいる間は競技を続けるために、収入を得ることが主な目的かもしれません。だけど働いているうちに介護の面白さに気づいて、介護を続けていくのもありかなと思うんです」

さらに「それと」と言って、次のアイデアを披露する。

「我々はリラクゼーションマッサージの店舗も持っていて、それはタイ古式マッサージなんです。あれは基本的に、ストレッチなんですよね。なので、アスリートとすごく相性がいい。ジムで働きたいというアスリートの方は、多いと思います。でもジムは今、無人系などの簡単にやりたい人向けと玄人好みがするものとで差別化が図られていて、インストラクターが余ってきている。だったらインストラクターと同じような感じで、リラクゼーションマッサージのセラピストを目指してみるのもいいのではないかなと。今回、選手の方とお話する過程でその話をして、ご興味を持っていただけた人もいました。今すぐにどうこうではありませんが、将来的にこれも選択肢のひとつになるかなと思っています」

TONO VALKYRIES.EXE 2024 ロスター©TONO VALKYRIES.EXE

TONO VALKYRIES.EXEを立ちあげたのには“闘う女性”を支えるのと同時に、もうひとつの目的がある。それは、若年層のバスケットボール環境を整えること。近年は教員の働き方改革もあって、一般的な公立校では部活動の時間が短くなっている。そのため「もっとバスケがしたい」「バスケが上手くなりたい」との欲求を持つ中高生には、物足りない活動環境になっていると、河村オーナーは感じている。

「バスケは小学生までのミニバスはスポーツ少年団みたいなもので、そこまではすごく活発です。だけど伝統的に、中学校以降は部活になってしまう。サッカーや野球はクラブチームがあって、部活以外でも活動できます。バスケも都会の街ならクラブチームがあるかもしれませんが、我々の地元のような地方にはクラブもなければ、バスケスクールもあまりありません。なので我々としては、女性アスリートを取り巻く環境の改善とともに、地方における子どもたちのバスケットを行う環境を整えることにも寄与していきたい。このふたつがガチッと合わさって、3x3.EXE PREMIERに加入させていただいきました」

短期的目標のなかには、TONO VALKYRIES.EXEのジュニアチームやスクールを立ちあげる構想もある。

「チームが発足したら、どこかのタイミングでスクールをやりますとか、そういったことを地域貢献の一環でやっていきますと発表して、来年くらいには本格的なスクール事業とU-15のチーム運営をと考えています。岐阜県にはB3や地域リーグに参加しているバスケチームはありますが、それはほぼ男子なんです。スクールに通っているのも主に男子で、女の子も来てもいいよとなってますが、教えるのは基本的に男性のコーチ。女性のコーチが、女子を教える場があってもいい。我々は、今までに塾や習い事などをやってきているので、ピアノ教室やダンス教室と同じように、指導者と子どもたちをつなぐバスケット教室もできると思っています」

多治見市 高木貴行市長表敬訪問の様子©TONO VALKYRIES.EXE

女子アスリートの支援、若年層のバスケ環境の整備とともに、3x3を通じた町おこしの支援にも力を注ぐ考えだ。

「多治見市には古い町並みがありますが、ご多分にもれずなかなか活性化していかないんです。それでもすごく頑張っていて、私たちも関わる機会があります。我々としては、その活性化のお手伝いをしたい。3x3は体育館ではなくて、やろうと思えば街の広場でもできる。そういったエンターテイメントのところで、町おこしに寄与できないかと考えています。“闘う女子”のサポート、子どもたちがバスケをやる場の創生、そして町おこし。これが私たちの、3つの柱ですね」

競技である以上もちろん結果を追うが、初年度からそれを過剰には求めない。河村オーナー自身はバスケットボールの競技者であった経験はなく、プロスポーツチームを運営するのも初めて。だからこそ、謙虚な気持ちで初年度に挑む。競技の結果とともに自分たちの足場をしっかりと固めることを大切にし、チーム創設の理念である3つの柱を太くしていく。

(Text by カワサキマサシ)

TEAM information

Team:TONO VALKYRIES.EXE
(トウノウ ヴァルキリーズ エグゼ)
Category:WOMEN
Hometown:岐阜県多治見市
Since:2024

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EDEN.EXE|2000年生まれの“Z世代”が中心の新規チームが革命を起こすか!?

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「リーグからも出されているように、個人でもチームが持てるような運営形態やリーグの仕組みなどを自分のなかで考えていって、3x3でプロを名乗れるのはいいなと思いました。UTSUNOMIYA BREX.EXEさんと戦えることも含めて、3x3.EXE PREMIERに入れるチームを作ろうということが、現実的な目標になってきたんです。やがてUTSUNOMIYA BREX.EXEさんを超えたいという夢も頭をもたげてきて、そういう面でも面白いなと」

EDEN.EXE|2000年生まれの“Z世代”が中心の新規チームが革命を起こすか!? 【NEW TEAM INTERVIEW #01】

栃木県小山市をホームに今季から新規参入するEDEN.EXE(エデン エグゼ)には、明確な特徴がある。それはロスター8人のうち、ひとりの外国籍選手こそ1998年生まれだが、5人が2000年生まれ。残りのふたりは2001年生まれという、非常に若いメンバー構成であることだ。これはもちろん、偶然や成り行きでそうなったものではない。自身も2000年生まれである春山歩夢オーナーが、明確な意思を持ってチームを編成した。

「今、3x3.EXE PREMIERを研究していて、これは今後の戦略的な話ではあります。リーグ内は20代後半から30代の選手がやや多くて、30代前後で経験がある選手に勝つには、まずは体力で勝たないといけない。僕らのロスターは3x3の経験がない選手ばかりなので、最初はどうしても経験を積む必要があると思います。でも逆に言えば、吸収できるものがかなり多いことでもある。それを吸収できれば今後、長いスパンで上位をねらえるのではないかと。それで、できるだけ大学を卒業して間も無くて、まだ体も元気な選手をピックアップしました。3年くらいのスパンで見ていまして、3年後には本気で日本一を目指せるようなチームになることを目標にしています。なので、その年代に絞って集めました」

#13 近藤 虎ノ介選手©EDEN.EXE
#61 鈴木 雅之選手©EDEN.EXE

ただ単純に年齢だけに、こだわったわけではない。獲得した選手は、関東圏の強豪大学で実績を残した者たちが揃う。

「5人制でその人が持っているパフォーマンスを発揮できている選手でも、どうしても3x3に合う・合わないがあると思っていたんです。5人制なら個人のスキルが多少劣っても、頭を使ってチームを生かすようなプレーをする選手もいます。でも僕たちはまず個人の能力があって、そのなかでも大学ではトップチームでやっていた選手たちに声をかけて、メンバーを集めていきました。同世代なのでコミュニケーションは当たり前に取れるでしょうし、そんな選手たちを3x3に染めていけば活躍できるだろう。そういったことも考えて、能力面も含めて選手は厳選しましたね」

春山オーナーをEDEN.EXE結成へと向かわせた大きな思いのひとつは、3x3.EXE PREMIERでも有数の強豪である、あのチームの存在。

3x3.EXE PREMIER 宇都宮ラウンド

「地元が栃木県で、自分自身も高校までプレーヤーだったので、5人制の宇都宮ブレックスの試合はたまに見に行っていたんです。ブレックスさんに3x3のUTSUNOMIYA BREX.EXEがあることは知っていて、栃木県で行われた3x3.EXE PREMIERの大会を見に行きました。見ていると、3x3のほうが楽しそうだなと思ったんです。それからリーグのホームページを覗いたりして、自分たちでも3x3のチームを作れるんだと知ったことがきっかけでした」

5人制と比較してチームの運営予算などが低額に抑えられるのが、3x3.EXE PREMIERの特徴のひとつ。

「リーグからも出されているように、個人でもチームが持てるような運営形態やリーグの仕組みなどを自分のなかで考えていって、3x3でプロを名乗れるのはいいなと思いました。UTSUNOMIYA BREX.EXEさんと戦えることも含めて、3x3.EXE PREMIERに入れるチームを作ろうということが、現実的な目標になってきたんです。やがてUTSUNOMIYA BREX.EXEさんを超えたいという夢も頭をもたげてきて、そういう面でも面白いなと」

春山オーナーの地元は、チームのホームである栃木県小山市。ここをホームタウンとすることは必然でありながら、若くして聡明な彼だからこその計算もある。

「栃木県じゃない場所で発足させても良かったのですが、5人制も3x3も盛り上がっているブレックスさんがいる栃木県だったら真似できることも多いだろうという考えもありました。それに栃木の人に、UTSUNOMIYA BREX.EXEさんとEDEN.EXEの両方のファンになってもらうのも悪いことではないと思うんですよ」

UTSUNOMIYA BREX.EXEの存在もあり、栃木県は国内でも3x3の熱が高い地域のひとつ。

「既存のファンが多い栃木県で立ち上げたら、UTSUNOMIYA BREX.EXEさんと共有のファンを得られるんじゃないかということも考ました。僕たちにとってもUTSUNOMIYA BREX.EXEさんは、もっとも超えたい相手とターゲットにしているので、より研究しやすい環境でもあります。記者会見なんかでもUTSUNOMIYA BREX.EXEさんを超えたいとアピールしていまして、まずはそれをいちばんの目標にしています」

いくら予算が低額に抑えられるとはいえ、23歳の若者にプロチームの運営ができるのかという疑問もあるだろう。だが春山オーナーは前職では建築士として、宇都宮ライトレールに関わる大きなプロジェクトに携わったほどの優秀な人物。

「受験資格を得た1年に建築士の資格がすぐに取れたこともあって、前職でそういう大きなプロジェクトの一員になれました。会社としては若い僕に実績を積ませるために抜擢した面もあったと思いますが、そのプロジェクトを完遂して、そこで達成感を先に得てしまったんですよね」

そのまま仕事を続けていれば、安定した生活が望めただろう。だが、それを由としなかった。彼のなかにあるフロンティア・スピリットのようなものが、安定を拒んだ。

2月24日宇都宮市内で開催された記者会見の様子©EDEN.EXE

「そうですね。僕もそう思いますし、安定は大事だとわかっていました。でもその一方でなにかにチャレンジする、なにかを追いかけることが好きな性格なんです。あのときの仕事はゴールが見えてきたというか、このまま進めば安定はするだろうけど、それでいいのかと。そうするうちに、まったくやったことがないことチャレンジしようという思いが膨らんできました。だったら建築はいったん置いておいて、自分の本当にやりたいことをやろう。それで、プロチームを立ち上げることにしたんです」

EXE.EDENを立ち上げたのと並行して起業し、バスケスクールや“選手をキレイにする”とのコンセプトから始まった美容サロンを立ち上げた。さらにはスポンサー企業と手を組んで建築関係にも乗り出そうとし、そこで得た収益はチーム運営にも充てられるという。

「3x3をやりつつ、事業でも徐々に資金を稼げるようになってきました。スポンサーさんも僕のように若い人たちが活動しているからということで、多くの企業さんがついてくださっています。チームの移動費などはスポンサーさんからいただいた資金だけでも回せるくらい、協賛金をいただいていますね。現状はそのあたりも少しずつ、安定化し始めています」

競技面では強豪のUTSUNOMIYA BREX.EXEを超えることが目標である一方、EDEN.EXEとしてはチーム名に表されるように関わる人々に夢を与え、楽園のような存在になることも理念のひとつ。

3月10日 HORIEXPO 2024 TOCHIGIでのイベントの様子©EDEN.EXE

「僕たちとしてはチーム名にあるとおりに、3x3を通じて自分たちが作り上げるものが楽園になるようなイメージをしています。拠点は試合やイベントなどいろいろとありますが、そういうところに人が集まりやすくて、プロ選手がファンと交流しやすい環境を整え、3x3から始まる楽園のようなコミュニティを作りたい。それが、理念のひとつにあります」

若い自分たちより、さらに下の世代に夢を届けるのも、果たすべきことだとだと胸に刻む。

子どもたちに指導するオーナー春山氏©EDEN.EXE
クリニックの様子©EDEN.EXE

「まだ若い選手たちが下積みを重ねて、自分も起業家としてそうですが、若い人たちが頑張ればいい結果が得られるんだと。とくにスクール生の子どもたちにも、同じ夢を与えられたらと思うんです。僕らは夢を与えるチームだということを名乗るようにしていまして、そんな話はスポンサーさんにもよくしていますね」

3年後に日本の頂点を目指す2000年生まれが中心のチームは、戦い方にもデジタルネイティヴの若者ゆえのテクノロジーを導入する。

「スポンサーさんでそれを仕事としてされている方がいまして、戦略面でAIを導入しようとしているんです。AIに動画などを読み込ませて戦略を考えやすいように文字に起こしてもらったり、そういう最先端の技術を活用しつつ、既存のチームにはなかったであろう環境が整いつつあります。数値などに表れると、動画を見て検討しているのとは違う知見が得られれます。それを選手が共有できているので、そこが強みになればと思っています」

春山オーナーとEDEN.EXEの選手ら2000年生まれは、“Z世代”などとひと括りにされることもあるが、彼らは世間が揶揄して表現するそれとは違う。EDEN.EXEが3x3.EXE PREMIERに今の感性を突き刺して、世代交替の波を巻き起こす。いや、革命の嵐を吹き荒らすかもしれない。

(Text by カワサキマサシ)

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Team:EDEN.EXE(エデン エグゼ)
Category:MEN
Hometown:栃木県小山市
Since:2024

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【2025シーズン参入のお問い合わせ期限】2024年10月13日(日)まで

【2025シーズン参入のご申請期限】2024年10月31日(木)まで