4月28日(金)~30日(日)に、宇都宮二荒山神社参道及びバンバ市民広場にて開催いたしました、3人制バスケットボール「3×3」のクラブチーム世界一決定戦「FIBA 3×3 World Tour Utsunomiya Opener 2023」。2年連続で、3×3世界最高峰ツアーの開幕戦が、宇都宮市で開催され、約7万人の観衆が世界一のプレーに魅了されました。

3x3.EXE PREMIERから4チームが出場した、今回のFIBA 3x3 World Tour UTSUNOMIYA OPENER 2023

 3x3世界最高峰の戦いが、昨年に引き続き、シーズン開幕戦「Opener(オープナー)」として宇都宮市に帰ってきました。3x3.EXE PREMIEREからは、開催都市枠として出場するUTSUNOMIYA(UTSUNOMIYA BREX.EXE)、QD枠にて出場のYOKOHAMA(BEEFMAN.EXE)、SYDNEY(CLB.EXE)、ROSEDALE(Swish.EXE)の4チームが出場。大会はRIGA(リーガ)とMIAMI(マイアミ)が欠場になった兼ね合いでQDは行わず、MDから始まることとなりました。
 当初UTSUNOMIYA(UTSUNOMIYA BREX.EXE)はRIGA(リーガ)、AMSTERDAM(アムステルダム)と同じグループでしたが、欠場となったRIGA(リーガ)に替わってYOKOHAMA(BEEFMAN.EXE)がスロットに。World Tour本戦で、初めて日本チーム同士が対戦することとなりました。日本チーム同士の対決となったUTSUNOMIYAとYOKOHAMAの戦いは、どちらも譲らずに一進一退の攻防が続きましたが、ホームタウン宇都宮市のファンで満員となった会場の後押しを受けたUTSUNOMIYAが意地を見せ勝利。その後UTSUNOMIYA、YOKOHAMAともに、同グループのAMSTERDAM(アムステルダム)に善戦するも一歩及ばず。YOKOHAMAは決勝トーナメント進出となりませんでしたが、UTSUNOMIYAはPOOLCの2位で決勝トーナメントへ進出。日本チームが決勝トーナメントに進むことは歴史上初。
 SYDNEY(CLB.EXE)はPOOL . AでUB(ウーブ・FIBAランキング1位)とSANSAR(サンサール・FIBAランキング9位)と対戦。昨年王者であるUBとの初戦は、試合終盤までほぼ互角の戦いを繰り広げましたが、最後の最後でUBが意地を見せ17-21で敗戦。続くSANSAR戦も、最終スコア10-21で勝利とはなりませんでした。
 ROSEDALE(Swish.EXE)はPOOL . DでVIENNA(ヴィエナ・FIBAランキング4位)と、ANTWERP(アントワープ・FIBAランキング5位)と対戦。ふたを開ければ準優勝のANTWERPと、3位のVIENNAという結果で、グループ予選でROSEDALEは勝ち星をあげることはできませんでしたが、最後まで諦めずに戦い続ける姿勢を見せてくれました。

UTSUNOMIYA(UTSUNOMIYA BREX.EXE)は決勝トーナメントに進出し、昨年王者UB(ウーブ)に敗れるも、堂々たる戦い

DAY2の決勝トーナメントでは、初戦で昨年王者UB(ウーブ)と対戦。序盤、齊藤洋介選手の2ポイントなどで、FIBAランキング1位のUBと互角の戦い。しかし、じわじわとターンオーバーから得点を許し、5分を切ったタイミングで5点差に。一時は巻き返し3点差にまで迫るが、UBが安定して得点を重ね、最後はアリウープでダンクを決めKO。UTSUNOMIYAは準々決勝で敗退となってしまいましたが、FIBAランキング1位で昨年王者相手に堂々たる戦いぶりを見せてくれました。

▼最終結果
1位:UB(ウーブ)/セルビア
2位:ANTWERP(アントワープ)/ベルギー
3位:VIENNA(ヴィエナ)/オーストリア
4位:SANSAR(サンサール)/モンゴル
5位:AMSTERDAM(アムステルダム)/オランダ
6位:PARTIZAN(パルチザン)/セルビア
7位:RAUDONDVARIS(ラウドンヴァリス)/リトアニア
8位:UTSUNOMIYA(ウツノミヤ)/日本※UTSUNOMIYA BREX.EXE
9位:YOKOHAMA(ヨコハマ)/日本※BEEFMAN.EXE
10位:ULAANBAATAR(ウランバートル)/モンゴル
11位:SYDNEY(シドニー)/オーストラリア※CLB.EXE
12位:ROSEDALE(ローズデール)/ニュージーランド※Swish.EXE

※RIGA(リーガ)、MIAMI(マイアミ)は欠場となりました。

3x3 WOMEN’S CHALLENGE in UTSUNOMIYA

JR宇都宮駅東口に、昨年11月末日に新たなシンボルとして誕生した「宮みらいライトヒル」「ライトキューブ宇都宮」。大会と同期間中、「3x3Fan FEST」、U-12世代を対象とした「KANTO Jr CUP」など様々な関連イベントが行われていましたが、「3x3 WOMEN’S CHALLENGE in UTSUNOMIYA」は、3x3.EXE PREMIERに所属する日本6チーム、タイ1チーム、ニュージーランド1チームの計8チームで行われました。

4/30の午前から正午にかけて予選グループを行い、勝利数の多い上位2チームが決勝へ進出。World Tour本戦が行われている二荒山神社に場所を移して開催しました。決勝は、YOKOHAMA G FLOW.EXE vs TOKYO BB.EXE。お互い守りあう展開が続き、なかなかスコアが動かずに時計は進みます。試合が動いたのは、残りわずか27.8秒。TOKYO BB.EXEの#21 有明のファウルで、チームファウル7つ目。YOKOHAMA G FLOW.EXE #8 井齊がフリースローを落ち着いて1本決めると、続くポゼッションで#9 吉武が1on1から相手を抜き去りレイアップを決め勝負あり。14-12というロースコアなディフェンシブゲームを、YOKOHAMA G FLOW.EXEが制し、優勝を果たしました。

■最終順位
1位:YOKOHAMA G FLOW.EXE(ヨコハマジーフローエグゼ)/日本
2位:TOKYO BB.EXE(トウキョウビービーエグゼ)/日本
3位:OWLS.EXE(アウルズエグゼ)/日本
4位:THAILAND(タイランド)/タイ
5位:LEO NINERS.EXE(レオナイナーズエグゼ)/日本
6位:NEW ZEALAND(ニュージーランド)/ニュージーランド
7位:FLOWLISH GUNMA.EXE(フローリッシュグンマエグゼ)/日本
8位:SAKU REGION.EXE(サクリージョンエグゼ)/日本